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デジカメの高感度ノイズをビールの泡に例えて考えてみる

かなり下品になってしまったのですが、高感度ノイズの話を飲んだくれに例えてみました。
イラスト描いて説明したいけど、残念ながら描けません。
※ビールを被写体からの光、泡をノイズに例えてます。

飲んだくれ
「昼間からビールとはいい気分やわ。パーッといくで~」



「何杯呑んだやろ、暗くなってきたなあ、金も少なくなってきたなぁ。オヤジ~、量減らしてええから安うしてくれや~」

オヤジ
「なんやと?お前、あほか」

飲んだくれ
「とりあえずジョッキ半分いただくわ。」

オヤジ
「しゃーない奴やな!はいよ。」

飲んだくれ
「ゴクゴク・・・やっぱり、呑んだ気がせえへんな。あと10円しか残ってへんけど、10円分くれや。」

オヤジ
「ほんま、しゃーないな。ポチョンとしか入れへんぞ!」

飲んだくれ
「ゴク、・・・・。なんやこれ、泡ばっかりやんけ・・・」

 

当たり前の話を使って概念だけをざっくりと説明します。
センサーの技術の説明をしたいのではありませんので、細かいところはあえて単純化します。

デジタルカメラはレンズを通して入ってきた光の量をセンサーで捉えて記録するものです。

こんな状況であれば、より沢山の光がセンサーに届きますよね。

  • 被写体が明るければ明るいほど
  • シャッターを開いている時間が長いほど
  • 絞りを開くほど
  • レンズが明るいほど

しかし、ISO感度を上げても

  • シャッタースピードを上げれば、センサーが受け取る光の量は減る
  • 絞れば、センサーが受け取る光が減る

当たり前ですが、

カメラ設定でISO感度を上げても、入ってくる光の量は増えません

センサーが受け取る光の量は何も変わらない。
少ない光で得られたわずかな情報を、計算で何倍にも増やして、あたかも沢山の光が入ったかのように見せています。

センサーは光電効果で光を電気信号に変えるものですが、電子部品であるセンサーには、光を受けていなくても常にわずかな電流(暗電流)が流れています。
受け取る光がわずかだと、発生する電流もわずかで、それを計算で何倍にも増やした時には、暗電流も何倍にも増えて目立ってきます。
それが高感度ノイズの主原因だそうです。
光を受け取る器の一つ一つが大きければ、相対的に暗電流は小さくなり、結果としてノイズが少なくなるのが、最上位フルサイズ機が高感度に強い理由です。

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