夜景撮影は高感度でノイズが少ないハイエンドのデジイチでしか、まともに撮れないと思われていないでしょうか?
カスタムピクチャコントロールという機能をご存知でしょうか?
(ニコンHP http://imaging.nikon.com/lineup/microsite/picturecontrol/jp/adjustment/custom.htm)
キヤノンやソニーのデジイチにも、名前は違いますが同じような機能が有ります。
(ニコンHP http://imaging.nikon.com/lineup/microsite/picturecontrol/jp/adjustment/custom.htm)
キヤノンやソニーのデジイチにも、名前は違いますが同じような機能が有ります。
僕は基本的に動画好きですが、僕のデジイチだと動画をRAW撮影出来ないので、最近はフラット系のカスタムピクチャコントロールを使って動画を撮影しています。
室内から屋外の風景を白トビすることなく表現出来たり出来るものですから、逆光の夕景でも暗部を潰さず撮影出来たりします。その分、現実の光の状況に近い眠い画になります。
これは案外、動画だけでなく静止画の撮影にも使えるのではないかと思いましたので記事にしてみました。
もちろん好みの問題がありますが、「夜景はどうしても暗い写真しか撮れなくて、難しい・・・」と感じられている方には、参考になるかもしれません。
僕はニコン機しか持ってませんのでニコン機での説明になりますが、キヤノンやソニーなどのメーカーでもだいたい同じような感じと思います。
ピクチャコントロールをコントラストの高い順に並べると、
風景 > スタンダード >ポートレート > Flaat10 > ニュートラル > Flaat11
といった感じでしょうか。
左に行くほど暗部の階調が潰れてしまい、結果的に暗い印象の写真になります。
左に行くほど暗部の階調が潰れてしまい、結果的に暗い印象の写真になります。
個人的にはFlaat10やニュートラルあたりが好みです。
D750以降(だったかな?)の新しい機種だと、最初からフラットというピクチャコントロールが有りますので、ほぼ同じようなものと思います。
(D5300しか持ってないので、詳しいことはわかりませんが)
Flaat10 Flaat11はこちらのサイトで無償公開されています。
数字はダイナミックレンジ(明暗の差の大きさ)が 10stop 11stop の違いです。
後処理で黒を締める前提で最小黒レベルが10に設定されてますから、撮って出しだと締まらない感じになります。
後処理で黒を締める前提で最小黒レベルが10に設定されてますから、撮って出しだと締まらない感じになります。
もちろん、スローシャッターではブレが出てしまうので、三脚の安定性によってどこまでシャッタースピードを落とせるかは変わります。
ご参考で伊丹空港の作例をアップしておきます。
<作例について>
機材:Nikon D5300 + TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di (A001II)
露出:f/16 5秒 ISO160 WB温白色蛍光灯
露出:f/16 5秒 ISO160 WB温白色蛍光灯
三脚:Gitzo システマティック 3542XLS + 大型石突
撮影場所:エアフロントオアシス下河原(伊丹空港ターミナル方向)
※カメラ内RAW現像で、露出は弄らず、ピクチャコントロールのみ変更し、Lrで縮小しました
機首辺りのディテールがベタっとなりますが、この程度なら好みの範囲ですね。
割とよく見かける雰囲気と思います。色の乗りはとてもバランスが良いです。
飛行中を撮影するなら、SSを稼ぐためにISO3200とISO12800といった感度になってきますから、ノイズの影響が大きく出るのではないでしょうか。
参考になりましたでしょうか?